コーヒーマイスター受験体験記(1)申込編
日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)のコーヒーマイスター認定試験をこれから受験してみようという方の参考になればと思い、自分の体験を少し記してみます。
以下、まずは「申込編」を記します。
▼受験は講座の申し込みから
実際には、試験の申し込みというより、コーヒーマイスター養成講座の受講申込になります。(養成講座の中に認定試験も含まれます)
▼コーヒーマイスターとは
コーヒーの飲用者にそのおいしさや楽しさを伝えるプロフェッショナルのことで、1999年にSCAJの前身である「日本スペシャリティーコーヒー協会」によって確立された制度のことです。
国が違えば文化が違うように、コーヒーの飲まれ方や好み、市場動向も、世界各国でさまざまに異なります。日本でも独自の個性をもったコーヒー文化が培われてきましたが、近年の外資系カフェなどに代表されるようにコーヒーの楽しみ方はたくさんのバリエーションを持ち始めています。
これからの日本市場では、コーヒーの品質をより高く維持しながらも、一人でも多くの方にその楽しさとおいしさを伝えられるようなプロのコーヒーマンが求められています。そのようなコーヒーマンの中で、消費者(コーヒーを飲む人)の一番近くに存在するのが「コーヒーマイスター」です。
※SCAJ COFFEE MEISTER TRANING COURSE TEXT BOOKより抜粋
▼受講資格
SCAJの会員であること。
▼会員になるためには
SCAJは基本的にコーヒーに関係する企業・店舗が会員になっている業界団体です。会員企業にお勤めの方は自動的に会員資格を有することになりますので、特段問題はありません。
会員企業に所属していない方は、以下の3つの区分のどれかで個人会員になる必要があります。
個人会員 | 個人A会員 | ¥30.000 | 以下のB、Cを除く個人会員 |
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個人B会員 | ¥20,000 | 起業予定者、一年限定、延長不可 | |
個人C会員 | ¥10,000 | コーヒー関連業に携っていない個人の方 |
ちなみに、私は個人C会員になりました。(表中の数字は年会費)
▼受講申し込み
受講の申し込みは、SCAJの専用ホームページから行います。
申し込みは先着順ですが、会員企業と個人A・B会員が優先され、個人C会員については、キャンセル待ちの扱いになります。それを避けるには、個人A会員になる必要がありますが、そのために¥30,000の年会費を出すのは難しいですね。
受講希望者が年々増加傾向らしいので、個人C会員で受講したい場合は、受付開始すぐに申し込むことをおすすめします。
受講費用は、¥39,420になります。正直なところ結構お高いと思います。
(テキスト・カッピングスプーン代、実技講習料、認定試験受験料、消費税、送料含む)
▼申し込みが完了すると
無事に受講の申し込みが完了すると、次のものが送られてきます。
①テキスト
なかなか重厚感があります。
②カッピングスプーン
実技講習会で使います。
これで、ひとまず準備完了です。
あとは、勉強するのみ!
この続きは、次回(2)学習編で記したいと思います。